2012年3月16日、sunaokuwahara 2012-13 Autumn/Winter PRESENTATIONが行われた。
「フォークロア」に着目し、ヨーロッパ北部の伝統やフェルトアーティストの色彩、柄にインスパイアされた今季。デザイナーの桑原氏が以前デンマーク・スウェーデン・ベルギーを訪れた際に、自分の中に残ったイメージを落とし込んでいる。
半円モチーフがポイントとなったベロアワンピースやジャケット、ガラス板を重ねたような色彩豊かな瑞々しいプリントが施されたワンピース、フード付きのファンシーツイードセットアップなどを展開。
カーディガンやジャケットに多用されたヴィンテージライクな装飾ボタンは、大小様々に散りばめることで主張しすぎず、かつ服のアイコンとなっている。シルエットやプリントにもレトロな要素を加え、原色に近い青、赤、黄のボーダーワンピースや珍しいトーンの高いパステル調のオレンジのコーデュロイジャケットも見られた。さらに目が冴えるような、スカーレットを起用するなど色彩を強く意識したコレクションとなった。