パリの街角を背景に雪降るランウェイでYUKI TORII INTERNATIONALの2012-2013 autumn/winter collectionが発表された。
バロック様式からインスパイアし、50年代と現代をミックスしたアイテムを展開。
オリジナルのテキスタイルは明るい色使いが多く、何色も重ねることで深みを出している。
アイテムはビンテージスカーフのような柄をスカートやワンピースに使ったものを多く見られ、色も黄色や緑、青と幅広く、そこに同系色のカーディガンをあわせることで光沢のあるアイテムに落ち着きを与えている。オーソドックスなアイテムを多く見られたが、いくつもの編み方で構成されていたり、独特な光かたをするレザーなど素材面での変化や、トレンチコートでの襟を太めにしたり、ケープのように広がったアウターなどディテール面でのこだわりが見られた。
今回で101回目のショーとなるYUKI TORII INTERNATIONAL。
ショー終わりに、何通りものスカーフの巻き方や小物とのコンビネーネーションを提案するなど、デザイン以外の面でも常に新しいファッションを発表し続ける。