今季のイメージヴィジュアルの撮影地は、現在では希少となった低速ションヘル織機を使用する、愛知県一宮市の葛利毛織工業。1日に数十メートルほどの生地しか織れないという、ションヘル織機で織られた生地は類稀なる繊細さと癖になるようなコシがある。
Made in JAPANにこだわり、カモフラージュのメルトンコートやマットな質感とハリが独特なブリティッシュミラレインのコート、天然の蝦夷鹿レザージャケット等、ワークテイストに「ミリタリー」を盛り込んだデザイン。
ドネガルツイードの３ピースは、野暮ったい表情と現代的なシルエットを融合。スラックスデニムにはセンタープレスを入れ、シーンを選ばないようなデザインを提案。その他、カットジャガードのオリジナルシャツや、トーマスメイソン社の生地を使用したドレスシャツなど、素材重視のアイテムが揃う。
同時に展開する小物類の中で今季初登場となるのは、圧縮プレスによって頭部にスカルを浮き立たせたユニークなデザインの中折れハット。
グットイヤー製法シューズは馬革をフルタンニン革及び、コードバンで生産出来る日本で唯一の皮革工場である、「新喜皮革」によるもの。トゥーチップの付いた珍しい仕様となっている。