今回がデビューコレクションとなった「ch’aska」。かつてインカ帝国で用いられていたケチュア語で「星/ビーナス」を意味する。南米の民族調ファブリックから得た個性的なカラーリング、模様が広がる可愛らしさと機能性を兼ね備えたデザインが特徴的だ。
アルパカの毛織物シューズ。テディベア等、ぬいぐるみに使用される布地であたたかみのある柔らかな印象。南米の日射しを想起させるメタリックや大らかな暖色のバレエシューズは、足を包み込む袋縫いでころんとした丸みがチャーミング。日本の工場との共同作業によるカリフォルニアプラットフォーム製法で、足への負担を抑えたコンフォートシューズに仕上がっている。
カリフォルニアプラットフォーム製法は、年配者向けのシューズによく取り入れられる製法。裸足で砂浜を歩いた時の、少し足が埋まり沈むような感覚に似た、不思議な浮遊感が癖になる履き心地である。低反発枕のように衝撃を緩和する心地よいフィット感を提供。 ステッチや織物のハンドクラフトの味わいを残したディテールにこだわったデザインがポイント。