Fashion Show

Episode no .,

Episode no .,は10からのカウントダウンに始まり、0にて完結するという物語をコンセプトとした全11回の期間限定ブランド。
メインアイテムをニットとしており、中でもダイヤとケーブルを得意とし、フィッシャーの型が多く見られる。

今回のコレクションは6。
アクリル起毛のニットは、ブランド初のトナカイ柄。古着をモチーフにし、ダサカッコイイを演出。全体の編み終わり後に手作業で一つ一つ丹念にブラッシングされ起毛されたウォーム感が特徴だ。
裾が長めなモヘアのハンドニットは、数十年前の糸を復刻させる方法でジャンク風味を醸しだしており、カラーもミリタリー系と合わせやすい。
アスペロの起毛ニットは、デニムと同じように洗いをかけることで風合いが出る仕上げ。着やすいジップアップと定番Vネック、レディースにも使いやすい小物のスヌードも展開している。
また印象的なアイテムとして、1人の職人が1週間かけて手作業でつくるパッチワークニットとキリムハンドニットが挙げられる。こちらは1編み1編み手作業で行われており、機械では綺麗すぎてしまう仕上がりを手作業で行うことで、風合いや空気、何より“荒れ”を表現した特別な一品。
全商品をとおして、レザーなどと同様に変化を楽しんで欲しいという意向のもと、アイテムによっては修理可能になっており、長く大切に着ることができるニットを提案している。

Text:Yoshiaki Miyahara

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