全体的にリラックスした雰囲気の中にリュクスな印象を残した今シーズンのRoksanda Ilincic。ゆったりとした中にも女性らしさを残したシルエットは、女性が男性のように自由になれる服がテーマ。レジャー、ウィークエンド、カントリーサイド、スポーツウェアなどのルーズなラインからインスピレーションを得てメンズウェアを思わせるアイテムを作り出し、ブランドのシグネチャーであるエッジーエレガンスと掛け合わせる事で女性らしいイメージを作り出した。
ベースのカラーはブラック、ワインレッド、パープル、グレー、ホワイトなど落ち着いた印象。部分的に鮮やかなブルーやイエローの他、バッファローチェックを使用する事でベースカラーを引き立てた。
ラグランスリーブのスウェットシャツには部分的にシルクを使用し、フード付きアウターにはラメを織り込んだツイードやぴったりとしたラインのペンシルスカート、ドレープをミニマルに使用したドレスなどの組み合わせ。ジャンプスーツなどスポーツアイテムを思わせるアイテムのカラーはワインレッドを基調とし裾や肩にラグジュアリーな印象を残す深いブルーやブラウンのフォックスファーで仕上げた。素材にはシルクを使用。全てのルックスにバステルイエローやパステルピンクのエナメルアンクルストラップシューズを合わせるなど、細部にさりげなく女性らしさを表現したコレクションとなった。