デンマーク、スウェーデン、そして日本のバックグラウンドを持つMarcus WilmontとMaki AminakaによるAminaka WilmontのAW 2012コレクションが発表された。ストラクチャーにこだわり、ミニマルというキーワードにフォーカスした今季コレクションのキーアイテムはタイトなシルエットにソフトなドレープがあしらわれたドレスやレザージャケット。他ブランドでアシンメトリーなルックスが目立つ中、シンメトリーなデザインも印象に残った。
ブランドのシグネチャーであるプリントアイテムはファーストルックから登場。曲線を描いたスネークモチーフをカーヴィなラインのシルクドレープドレス全体に施した。コーディネートされたレザーのロンググローブでハードなイメージをプラスしている。その他、今季はネイチャービューティーをテーマにスイレン、ジェム、クオーツ、クリスタルなど様々なプリントモチーフを使用。ブラック&ホワイトを基調にオレンジ、ブルー、パープルなどヴィヴィットなカラーもミックスして使い、フューチャリスティックなイメージを持たせている。今季のキーアイテムであるレザージャケットにはウォッシュをかけ、トスカーナファーとの組み合わせ。所々に施した切り替えまでシンメトリーに仕上げられている。全体的にタイトなシルエットだがドレスにドレープで余裕を持たせ、トラウザーはニットなど柔らかい素材で作成するなど着心地のよさも考えられた。