昨年ブランド創設160年を迎えたAquascutum。デザイナーJoanna Sykesの3シーズン目となった今回のコレクションでは、英国のアイコニックなインテリアや建築からインスピレーションを得て、強さの中にセクシーさを秘めたアンドロジナスな女性を描いた。
オックスブラッド、レーシンググリーン、オリーブなどモダンブリティッシュなパレットで展開されたコレクションで目を引いたのは、ケージシルエットのコートやシャープなジャケット、メンズライクなライダースといったアウターと、毅然とした純白のチュニックシャツの組み合わせ。タイトなパンツやレザーのコンビネーション、またミリタリーから引用されたエポレットや裾のストラップ、ジップ使いやパテントのパネリングといったハードなディティールが各ルックをより逞しく、そしてよりコンテンポラリーに仕上げる。
アーキテクチュアルなディティールが施されたイブニングウェアは、流動的なシルクでソフトにされシックな仕上がりに、またラストの3ルックはオフホワイトにすることで秘めた女性らしさが少し解放された。