前回はPatrick Wolfのオリジナル音源をBGMにインスタレーションを行い、過去にBjork、Lady Gaga、Nicki Minaj、Beth Dittoらにも衣装提供を行うなど常にファッションにミュージックを、そしてアートを持ち込んだアプローチをしてきたFred Butler。今回のショーではRed Bull Catwalk StudioのサポートによりゴスポップシンガーCharli XCXとコラボレートし、新しく書き下ろされたオリジナルソングのライブでショーが始まった。
トロピカル・ポップソング「I’ll Never Know」が演奏される中、登場したのはニットアンダーウェアにスカルプチュラルなオリガミ・ピースとツイストされたロープアクセサリーを身に纏ったアニメキャラクターのようなモデル達。シグネチャーである折り紙を使ったサイケデリックカラーのピースは以前から継続的に発表されてきたが、今回はより日本文化へ強いの興味が伺える。キャンディーカラーのパレットはわさびのグリーン、がりのピンク、いくらのオレンジ、サーモンのピンク、そしてブラックとホワイトを加えた寿司ロールの色味がポップに再現されており、着物の帯のようなベルトも登場した。
僅か4体という少ない型数ながら、ファンタジー溢れる世界観を表現しハッピーなムードに包まれたショーであった。