ウィメンズウェアデイの最終日にショーを行ったKTZが見せたのは、スコットランドの民族衣装とプリースト風の宗教的レファレンスでボーイ・ジョージを現代に蘇らせた、ストリートシック・エクストラバガンザ。
前半はオーバーサイズアイテムにベルトやベレー帽、キルトにホースソックスを交え、タータンやブロックなど多様なチェック柄の圧倒的なレイヤードスタイルを展開し、更にゴールドのバロック調のプリントやアクセサリーをプラス。後半はパーカーやライダースなどストリートなアイテムに古代の暗号のようなグラフィックを大胆に施し、カルト的な怪しいムードを演出した。
終盤に登場したクラシカルなピンストライプにきらびやかな装飾を施したルックが象徴するように、大胆なプリントとカラーをフィーチャーしたストリートなアイテムで溢れながらも、ラグジュリーでエレガントな要素も併せ持ったニューロマンティックなコレクション。