Fashion Show

fleamadonna

ピュアで可愛くて愛らしいコレクションを発表してきたfleamadonna。12-13AWコレクションでは少し成熟したfleamadonnaを見せている。
コレクションデザイナーとしてインスピレーションを受けるのは、今現在の自分自身のライフスタイル、気分、人々など様々な場所から。毎瞬間早いスピードで変化しながらもすぐに慣れていく。
いつも想像だけで考えるような遠い所からはデザインを得られず、限られた所にいつも疲れてしまう。
以前のfleamadonnaのコレクションは幸せで、心配など無く、時におとなしいふりをする女性のようだった。幸せのひとときのように。
しかし甘い夢から起きてしまった時にはもっと明らかで明確なことが見えるようになり、それによって疲れてしまって過ぎた過去の姿が恋しくなる。
以前のシーズンルック全体の色感が白黒の明確な色ではなくピンクが入った模糊な色だったとすると、今シーズンは色の中についブラックという暗くディープでおとなしい感じを加えた。
よく対比されるが、ホワイトが天使でブラックが悪魔を連想するとよく言われる。悪魔は致命的な魅力を持っており、ブラックの悪魔という素材自体がピンクというfleamadonnaをさらに成熟し、明らかでまたセクシーな感じを引き出せるという所で考えてみると、fleamadonnaのコレクションで向き合ってきたピンクのラブリーさを忘れずに、ひんやりとした冷たい見た目で内面は成熟したブラックと定義することが出来る。
今シーズンのポイントとなる“リップと銃弾”のプリントは写実的で率直的で強い女性らしさを表現し、ブラックという全体のカラーの中に、ホワイト、イエロー、ブルーの色を加えてコレクションに見た目としての楽しさを出した。
秋冬に毎回使用してきたレザーがジャケットやドレスなど様々なアイテムに使用され、ブラック&ホワイトのカラーリングでシークな感じをポイントに。
全体的にfleamadonnaの元々のデザイン感はそのままで、ブラック&ホワイトを中心にさらに洗練されたイメージを表現した。


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