アンチテーゼの意味の一つである対照法「Euphues」をテーマとした今シーズン。”Euphues”とはギリシア語で「上品な、機知に富んでいる」を意味する言葉である。
イギリス製、アメリカ製を使用したリップストップシャツや、ナイロン素材にニットの襟を合わせるなど素材の組み合わせによる、独自のアンチテーゼを表現。スペインラム襟付きステンカラーコートや大きめの甘編みグランジニットなど、表情豊かなアイテムが揃う。
ブルゾンの裏地に差したネオンカラーやカラフルなボーダージャケットやベストの暖色がベーシックなカラーリングに映える。
3シーズン目を迎えた牛革ライダースは、肩周りをより着易くし、裏地には蓄熱性のあるサーモトロンを起用。
ポーランドハンドブラッキング ホワイトグースダウンは、全てシリアルナンバー付き。胸下から下部にかけてボリュームを出し、表面はボタン脇にドミット芯を入れることでパッキングをほどこさずに、自然な立体感を生んでいる。
その他、ハンドメイドのニットキャップやスマートフォン操作にも最適なグローブなどの小物類も充実している。
Text:Tomoka Shimogata
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