シチリアの夢と題された今回のコレクションは優雅で重厚な素材を使い、ノスタルジックでありながらモダンなアイテムを披露。
前半にはモノトーンでミニマルなルックを発表。ショルダーパットを厚く入れて肩を強調。襟は変形カラーや２枚重ねのものなど、ミニマルなデザインのアクセントとして機能する。
今回のショーでは丸みを帯びたシルエットのコートやポンチョが印象的で、袖も太く仕立てられており、ルーズではあるが、上品なウールを使う事で独特の丸みを帯びる性質と適度な艶感がエレガントな雰囲気に。
シックでスモーキーなカラーがメインの中、原色に近い色を使ったカラフルなカラーパレットが魅力のニットも登場。マキシワンピやカーディガンなどに使用された。またオパール加工で作られたサイケデリックな柄もインパクトのあるアイテム。
毛皮やウールなど随所にアイテムの中に散りばめ、西洋とも東洋とも言いがたいジャンル。適切な形容詞が見つからないそんなコレクション。