Fashion Show

Hiroshi Kida

Hiroshi Kida 2012-13 Autumn/Winter Exhibitionが行われた。

ミリタリーやワークテイストなど、ハンドメイドとは思えない大胆で生き生きとしたレザーシューズ。革の重みある表情に対し、ベーシックな色味とアクセントの効いたディテールで堅苦しさを感じさせず高度なクラフトマンシップを感じる。

表面のレザーを裂き、靴のかかと部分に入る芯材(カウンター)がのぞくブーツ、馴染みやすいグレーやブラウンのサイドレースブーツ。手間をかけ、丁寧な作り込みが垣間見える。ライニングブーツは、ステッチを極力減らしかかと部分のみに抑えたことで、シンプルで程よい強さが滲む。
バッグのレースアップが目を引くロングブーツなど靴には命を吹き込まれたかのように光沢や艶がある。イタリア産の上質な革を用い、木型設計から手掛けるこだわり抜いたデザインを展開。

Text:Tomoka Shimogata

コメントは停止中です。