Fashion Show

N4

N4が2012 A/W collectionを発表した。
今シーズンは「品」を重視し、前シーズンと比べてベーシックな色が多く使われている。

特殊な技術が使った生地を使い、裏地が無い一枚の生地だが、裏面の色が表面に干渉し光沢がでているジャケットやパンツ。吸汗性が抜群ながら着心地はとてもよい、コズモラマの最高級品を使って作られた光沢があり、手触りも特別なTシャツ。今シーズン型数を増やしたニットは、一度裂いたものをもう一度形に直す加工が施されており、ニット全体が起毛しているところが特徴。
ロング丈のムートンはレディースでよく見られるが、保温性はもちろんのこと、ポケットの形から後ろ姿でのシルエットまで男性が着た時のシルエットを十分に考えられたラインになっている。赤と黒のレザーは馬革を使用しており、普通のレザージャケットよりも多くオイルを染みこませており、最初からとても柔らかく皮特有の硬さが苦手な人にも手に取りやすく、体に馴染みやすい。
またS/Sでストールを作った京都の西陣織の帯屋に、着物の帯などに使われる組物という手法でつくられたもの、パーツ使いした色鮮やかなストールも注目。

Text:Fumiya Yoshinouchi

コメントは停止中です。