Fashion Show

COMESANDGOES

今期は、10年前のデッドストックを引っ張り出し、作るのに5週間もかかる最高級の革素材を使ったブンタールハットや、4ミリ幅の麻のテープをてっぺんから本縫いで施すという、1日に2,3個しか作ることの出来ない技を活かしたブレードハットなど、職人の技術の巧みさ、素材へのこだわりを強く感じる仕上がりだ。

ペーパー100%のハットは中折れタイプと丸いシルエットの2タイプ展開で、加工を加えることで独特なシワ感を生む。プレーンキャップは後ろ側にベルトを入れることですっきりとした作り。春先をイメージしたアーミーニットキャップは、シルク100%で柔らかい生地感で、光沢感のあるシルク糸を使うことで爽やかな印象に。

定番のコットンニットキャップは、パープル、ブルー、グレーなどを加えた8色での豊富なカラーバリエーション展開。アメリカの写真家ロバート・フランクの写真集のタイトルを入れたトラッカーキャップに、ドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスの設立した「Free International University(自由国際大学)」のカレッジキャップをイメージして制作したメッシュキャップなどアート性の高いアイテムも発表された。

Text:Kohei Tsurumoto


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