Fashion Show

Dummyhead Depaysemen

ダークロマンティシズムをブランドのメインテーマに掲げるDummyhead Depaysemen。今季は「雨女、雨男」という詩をインスピレーション源として、日本の独特の”梅雨”の憂鬱さと気怠さ、湿度を表現。メンズベースのテーラードを軸にした服作りをコンセプトに、既存の概念にとらわれない新しいアイデンティティを提案する。

モノクロをベースにしたカラー構成の中に群青やグラフィックが加わることで、陰鬱さの中にも、雨上がりに垣間見える軽妙さと彩りを添えている。シャツやスーツ、パンツ、ジレにあしらわれたグラフィックは紫陽花をモチーフにしており、紫陽花のもつ色、赤紫や青紫や葉の葉脈が繊細なムードを演出し、アート性、細部にわたる表現力を強く感じる事が出来る。

雨の後の紫陽花の雫や、枯れた紫陽花、雨の写真に画集をコラージュにしたものをプリントに落とし込んだコットンのシャツや、リネンのハーフパンツなどのアイテムが登場。レザー出来ている紫陽花をワンポイントにしたアイテムは、襟がつけ外し可能で、組み合わせによって多様なコーディネイトを楽しめる。

Text:Kohei Tsurumoto


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