Fashion Show

Episode no .,

パネル状に生地を入れ替え、艶姒色や銀杏色など温もりのある色彩を織りなしたハンドニットは、麻やコットンなどの素材を組み合わせを生かした自然体な表情。ネイティブなパターンにヨーロピアンなカラーリング、経糸に対しあえて緯糸を通したり、ワンクッションあけてリブを入れたりと細部まで計算し尽くしたデザインが目を引く。
シルク・コットン・アクリルによるニットやガウンはハンドでわざと糸目を落とす技法で不均等な質感と地層のような模様がマッチしている。

2本の異なる糸を同時に引き込みながら編むプレーティング技法を用いて柄を構成したドルマンスリーブニット。ジャズネップのような凹凸感のある表情のローシルクのガウンはヨーロッパのレディースウェアに見られるような、チェーンステッチを設けつつタックを寄せていくディテールによって柔らかさを演出。

糸からデザインしていくepisode no.,らしく、組織などにも独創性を醸す。糸を紡ぐ際にこぼれた繊維を集め再度撚糸して編み上げたダイヤ柄カットソー、ニットでも色落ちするというマーブル染めを用い、鮮やかなカラーと着こなすほど味わいが出るニットアイテムが登場した。

Tomoka SHimogata


コメントは停止中です。