パリのアーケードを背景に、軽快な音楽にのせて、レトロ感あるオリジナルテキスタイルのセットアップを着たモデルが歩き出す。淡いブルーやグリーン、イエローなど春らしい色使い。散りばめられた飾り、大きなパールのネックレスなどがゴージャス感を演出。光沢感ある素材のトレンチコートが目を引く。

ショー中盤は大きな花柄プリントやゼブラ柄を使ったアイテムが多数登場。トートバッグやクラッチバックにも同じ柄が活かされる。ピンクとグリーンの可愛らしい花柄ワンピースを着たモデルが手をつないで歩いたり、優雅にターンを決めたりと、モデル達の演出も観客達を楽しませた。

終盤は、夜道をイメージした控えめな照明の中、モノトーンを基調とした色使いが凛とした女性のイメージを与える。透け感のある刺繍や素材使いが上品さを付け加える。フィナーレは妖精のように華やかで可愛らしいモデル達が、拍手喝采に包まれた会場を優雅に歩き回った。

Photo:Heiji Wakabayashi Text:Kohei Tsurumoto