Fashion Show

et momonakia

Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2013 S/Sプレゼンツ デザイナーに選ばれたデザイナー城賀直人氏と玉置博人氏によるブランド、「et momonakia」。
10/16、今回で10シーズン目を迎える彼等のコレクションは、初のショー形式で発表された。テーマは「PLAY BACK」。エンターテインメント性を含んだショーは場内を賑わせた。

螺旋階段からステージに降りて来た4人の女性は誘う様な強いオレンジカラーのドレープドレスを着てステージ場を優美に動き回る。
昭和の歌謡曲にあわせて続々と後に登場する女性達のレトロな色合いとシルエットの衣装は、レッドのネオンライトを浴び艶さを増す。
大きく粗雑に描かれた花模様、大胆に用いたヒョウ柄、膝上のタイトスカートやワンピース、胸下からフレアに広がるワンピース、ラッピングリボンの様に使われたサテン地の装飾やドレス。それらは日本の一昔前に遡り、懐かしさを感じるシルエットやプリントだ。
ショーの後半はナイトクラブと化し、花柄のタイトなワンピースを着たポフォーマー達がミラーボールの回るステージを飾った。
登場した女性達は一般の人達で、アイドルを感じさせる女性を選んだそう。

会場はメルセデス・ベンツ コネクション。
「螺旋階段があり、ステージのある会場は適していた。ランウェイのショーというよりは、“SHOW”というものを今回したくて。いつも洋服で遊びとエレガンスのある境界線を表しているんですけども、今回は見せ方も含めてブランドコンセプトが上手く伝わったんじゃないかなと思います。」と語る玉置博人氏。
最後に城賀直人氏は「この度はメルセデス・ベンツ プレゼンツ デザイナーに選んで頂きまして誠にありがとうございます。私達のコレクションも10回目、良い節目になりまして、大変良い経験になりました。」と感謝の意を述べた。

Photo:Ayako Masunaga Text:Kumiko Kobayashi


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