HEADL_NER 2011-12 A/W Collection “My name is …” のランウェイショーが、六本木アカデミーヒルズで開催された。
“ファッション業界のヘッドライナーになるべく歩み始める。東京というステージで Fashion・Music・Culture をニュースタンダードとして提案していく。等身大のリアルを表現する。オープニングアクトの幕開けだ。”
クリエイティブディレクターは吉田狼鐘音。
デビューコレクションとなる今回、デザイナー自身がファッションに目覚めたころに着ていた洋服からインスピレーションを得て創り上げた。実際に実家のクローゼットから洋服を取り出し参考にしたそう。テーマの言葉のように、正に自己紹介となるコレクション。
発表された洋服は、レザー、デニムのアイテムが多く登場。モーターサイクルなどから影響を受けているという。またブランドを運営する Ceno Company Ltd. が力を入れているデニムアイテムは、様々な加工が施された細身のものが多くみられる。
デザイナーが沖縄出身で、積極的に沖縄に関するプロジェクトを仕掛けている。今回はローカルヒーロー “琉神マブヤー” とのコラボレーションアイテムを発表。ショーのラストにモデル全員が着用していたTシャツには、琉神マブヤーがアメコミ風に描かれている。また琉神マブヤー、龍神ガナシーが登場し、パフォーマンスも披露された。
ショー終了後、震災後のコレクション開催について質問された吉田氏は、「今自分達にできることからやりたいという気持ちと、この時代にヒーローが必要だと思い、コレクションを開催することにした。」と語った。