4/21、六本木ヒルズにてMACARONICのデビューコレクションが発表された。
2004年よりブランド名でもあるショップ「MACARONIC」をオープンし、スタイリストとしても活動しているデザイナー青木貴志氏。
“雅俗と卑俗・素朴と洗練・チープなものの中に垣間見るエレガンスの追求”を念頭に、相反する価値観の共存を、徹底したハンドメイドと一点ものに拘り、数百着もの洋服を毎シーズン制作。
今コレクションのアイテムも全て一点ものだ。
テーマは「オノマトペ」。
雨音が響く場内から登場したモデルは、傘のぬいぐるみが無数についたスカートとボータイを着用。これは“カサカサ”という言葉遊び。
パッチワークや幾つものぬいぐるみ、ファーを縫い合わせる、繰り返しの作業で仕上げられたコレクションは、テーマであるオノマトペ;擬声語、擬態語を表現し、洋服の他にもヘッドピースには“cheep”;ピーピー鳴く声の文字を取り入れたり、シューズには手書きでオノマトペにまつわる言葉や絵が施された。
5年間、一点物、オンシーズン物を作り続け、6年目に突入する前に何か東京で発表する場を設けたいという想いから行われたショー。
今後のコレクション発表について青木氏は「一点ものというのにこだわり、年に一回発表出来たらなと今は思っています。」と語った。