Fashion Show

IN-PROCESS BY HALL OHARA

4/15、ラフォーレミュージアム六本木にてスティーブン・ホール氏と大原由梨佳氏によるブランド、IN-PROCESS BY HALL OHARA 2011-12 A/Wコレクションが発表された。

『ANOTHER ART DECO : もう一つのアール・デコ 』をテーマに、そして“DISTORTED LOGIC : ゆがめた道理”をコンセプトとした今コレクションでは、“定まったシルエットの中で、アール・デコ時代の洋服をゆがめる事”がデザイン・プロセスとなっているそう。
全体的にブラックとグレイッシュブルーを基調に、アール・デコの幾何学模様の切り替えやディテールをワンピースアイテムに取り入れ、シアーな素材、ニット、ナイロン等の異素材の組み合わせや、アシンメトリーな装飾とシルエットも印象的だ。
キーカラーとなったブラックとグレイッシュブルーに関して「アールデコの色調からカラーパレットをベースにしているので、もう少しやわらかいグリーンや黒を混ぜて、コンセプトのゆがんだ道理というところの意味合いにしている。」と言う大原氏。
ショーの後半には胸元に大きなピン、缶バッジをとめ、身体を覆い被せ巻き付けたかの様なビッグシルエットのジャケットを披露。最後のジャケット3体は、最初からショーピースとしてオーバーサイズで作り、それを裏返しにしたり、作った上でドレープを掛けたりとか、洋服の表と裏の遊びを表現している。

「被災地の方が前向きに生きて行こうとしている。自分達も強く発信していかなければいけない」

Photo:Tomohiro Horiuchi Text:Kumiko Kobayashi

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