CHRISTIAN DADA 2011-12 A/W Collection “GLEAM” のランウェイショーが、ラフォーレミュージアム原宿で行われた。
“A Tracker. A Fugitive. Change the generation. people die every day during the live. To live in turbulent times, they make the new GLEAM, it is BORN HERE.”
“追いかける者 時代を変えようとする者 人の死が当たり前のように毎日起こる 騒然とする時代に生きる者達が 一つの時代が終わらせ作り、新しい GLEAM( 微かな光 ) がここに生まれる”
デザイナーは、森川マサノリ。ブランドとして初となるウィメンズのルックも発表された今回のコレクション。暗い中、sigur rosの曲が鳴り始めショーがスタートした。
張りのある生地に、尖ったカッティングで鎧のイメージのワンピース。ヘッドピースは兜や殿様のピースのイメージ。これらは戦乱時代、幕末などの混乱の時代を生き抜いてきた時代の人から着想を得ているという。
きれいめなルックが続く中、血のスプラッシュプリントが入るダークさ、モッズコート、デストロイ加工ジーンズなどのストリートの要素もみられる。血のような赤が印象的なラストルック。
以下、ショー終了後の囲み取材でのデザイナーの言葉。
テーマの “GLEAM” =微かな光 は、震災前から決まっていました。
世界情勢が混乱しファッション業界にも色々ありましたが、それに対してこのコレクションが “微かな光” になれればよいなと想い創りました。
震災の被害があまりにも大きくて、自分自身もショーに関しての決断は凄くエネルギーが必要でした。
ショーを中止にしてから一週間の間は、ただ呆然とする時間があって、その中で自分に何が出来るのか考えていたときに、テレビで音楽番組を見ました。
その時に音楽は世界に影響を与えることが出来るのに、ファッションはそうではないのか。
ラグジュアリーなものだから自粛しないといけないのか、自分は決してそうじゃないと思います。僕のブランドでは被災者の方だったり、そういう人達の光になればというものではないかもしれないですが日本のファッションはこんなに元気なんだよというところを世界に示したかったんです。