HIRO 2011-12 A/W Collection “Suicide Silence” の展示会が、原宿にある HIRO SHOP で行われた。
“力を持たない者たちが、大きな権力をもつ者たちに対抗でき、かつ重大な影響力を与えられるのが、テロリズムという思想でありその行為である。いまの世の中で最も必要とされているのが『想像力』と『リアリティー』なのではないか、という気がする。自分が信じていることがあって、実際に形にするために行動する。それに関わる他者へ想像力をできるだけ働かせたい。そういう意味ではテロもクリエーションも同じだと思う。今の僕のリアリティーをしっかり持って服を作っていきたい。”
今シーズンのコレクションは”テロリズム”を調べることからスタートしたという。「テロリストの言葉や国のことを調べて、洋服を作ろうと思った。」洋服に描かれている柄はテロリストの言葉や武器等から引用。アーミーっぽいテイストのモノやアフガンストールが使われたリメイクの一点モノのTシャツ。総柄の地図のプリントには世界に分布したテロリスト達が描かれている。スタッズの打ち込まれたモッズコートやライダースのディテールのパンツ等いつもより少し男臭いアイテムが並ぶ。
2人分の足が入る程の大きさのデニムは50インチもあるデニムを折りたたんで着用する。靴はジョージコックスとのWネーム。7ホールのボンデージブーツ、ラバーソールの5番の厚さを使ったタッセルのローファー。セディショナリーズの復刻版をHIROなりに表現。その他にもJUVENILE HALL ROLL CALLとのカットソーやPottoとのキャップ等コラボレーションアイテムも充実している。アクセサリーは自身の過去のコレクションをリメイクした。