SHIROMAのクリエイティブデレクターでもある西家康隆氏によるブランド、TATARImokkeの展示会が行われた。
デザイナーの西家氏が日常的に見て感じ、作りたいとイメージした物を形作るユニセックスブランドTATARImokke。
JKやパンツの随所に施されたベルクロはアクセントとなり、サイズ調整も可能で、留め方次第で様々なシルエットを形作る。
豊富なデザインのTシャツは、古着の生地を解体し、それらを組み合わせてパネル生地にして作られた物や、淡く鮮やかなパウダーが吹きかけられた様な一面に、キッチュなキャラクターが隠れるグラフィックが施された物等。
グラフィックTシャツに描かれた“頭が3つあるメキシコ人”“心臓”をモチーフにしたキャラクターは西家氏の描き下ろしで、服の他に指輪やネックレスにも取り入れられた。
そして“DEATH OF DOLL”という人間の手足を持ったぬいぐるみも展示。
押すと笑い出すユニークなぬいぐるみは、中に組み込まれた電池を取り替えられない様に縫われており、電池が切れるといつかは笑わなくなるという構造で、生と死をなぞらえたもの。
西家氏のフィルターを通し、ファンタジックでフューチャリスティックな作品が並んだ。
Text:Kumiko Kobayashi
1 2