Fashion Show

Caroline Charles

マネキンの様に並んだモデル達が1人づつ動き出す、そんな演出に人々の視線が集まる中スタートした Caroline Charles によるランウェイショー、タイトルは「50 years in fashion」。11月にブランド誕生50周年記念を控え、さらにそれを記念し「50 years fashion book」を出版予定、今回のコレクションはまさにブランドの節目を記念するものとなった。

まず登場したのは、ラテンアメリカをイメージしたというプリントを使ったビーチウエアのシリーズ。熱帯魚や鳥の羽、植物や花々をモチーフに、複雑に重ね合わされた鮮やかなプリントがランウェイを華やかでハッピーなムードに包み込む。さらにポップなカラーのサングラスやウェッジシューズ、バックを身につけたモデルの姿は、トロピカルなビーチで過ごすサマーホリデーを想像させる。

ショー中盤、BGMの変化と共にタウンルックへと変化。マル襟のカーディガンにカプリパンツ、トレードマークでもあるコルセットジャケットなどクラシカルなムードが漂うアイテムが並ぶ。シックなブラックにヴィヴィットなピンクやパープル、オレンジといったカラーコントラストを強調したスタイリングが、シンプルでウエアブルなデザインの程よいスパイスになっている。

さらにショー終盤にかけて登場したのはエレガントなドレススタイル。色味を抑えブラックとホワイトのみのカラーリングと花のレースが上品な印象をさらに引き立てる。ラストルックを飾ったのは白のレースに包まれたロングドレス。ウエストできゅっと締まったリボンからたっぷりと広がるボリューム感が美しく、圧倒的な存在感を放つ一枚でショーを締めくくった。

Photo:Hiroyuki Ishimizu Text:Yukari Inatomi


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