2月13日、国立代々木競技場第一体育館にて開催されていた合同展示会「rooms26」にて、新ブランド「DARIO」がファーストコレクションを披露した。

アッシュ・ペー・フランスのオリジナル・ブランドとしてデビューを果たした「DARIO」は、台湾人デザイナーの謝仁欣(シャ・レンシン)氏が手掛ける。同社初となるブランド事業となり、謝仁欣氏は「2011 台湾ファッションデザイン大賞」でグランプリを受賞して以後、rooms24やroomsLINK TAIPEIで作品発表をしてきた。

ファーストコレクションでは、小宇宙をテーマに空柄のセットアップやメタリックパンツなどユーモラスなコズミックワールドを見せた。ロング丈ベストやジャケットには落書きのようなタッチで宇宙モチーフを描いた刺繍を取り入れ、ミントグリーンやスカイブルー、パープル、ピンクといった色を前面に押し出したポップなテキスタイルが特徴的なコレクションとなった。

「多くの人に知ってもらい、自分のスタイルを確立していきたい」とデザイナーの謝仁欣氏。「日常の妄想や空想を手に触れられたり、目に見えるものとして具体化したい」という想いから彼のクリエイションは広がっていく。
今後は日本をベースにブランドの育成と共に、ブランド事業のモデルケースとして作品を作り業界の活性化を目的として活動していく予定だ。

謝仁欣(シャ・レンシン)
1988年生まれ
2012年 2月 実践大学服装デザイン学科卒業
2011年 台湾テキスタイルフェデレーション(TTF)
「2011 台湾ファッションデザイン大賞」1位受賞

Text:Tomoka Shimogata