Fashion Show

HIRO

HIROの2011年春夏コレクションが原宿のHIRO SHOPで披露された。

今シーズンのHIROは画家のハンス・ホルバインから着想を受けたことから始まった。ホルバインの趣旨でもあるCARPEDIEM/カルペ・ディエム「今この瞬間を楽しめ」「今という時を大切に使え」という意味や生き方にも共感できたからだという。「Carpe」は、花などを摘むを意味し、「Diem」は「日」を意味するそう。

洋服には『VANITAS』(ラテン語:ヴァニタス)という文字が並ぶ。これは寓意的な静物画のジャンルの一つで、「カルペ・ディエム」と並ぶ、バロック期のその精神を表す概念でもあるそう。こうした意味合いをHIRO氏なりの解釈に置き換え、オリジナルの生地はすべて手書きで色付けも手作業で行なった物を生地におこしたり、オリジナルのボタンやプリント技法、染め加工、ディテールなどに今回のイメージを反映させている。

「オリジナルとリメイクの間の作り方にはまっている」と語るHIRO氏。今回の洋服の多くがユーズドと新品の生地(オリジナルを含め)をミックスして作られている。PINK FLOYDをはじめとする古着のセレクトもこのブランドらしい。

HIRO2011 S/S Collectionはいつも以上に1点1点に時間をかけた手作業の多いコレクションになっている。

Photo:Tomohiro Horiuchi

One Response to “HIRO”

  1. I really love Hiro’s clothing. It is very avant-garde and
    unique. I love that he mixes vintage cartoon elements into a modern creative and artistic way of wearing clothing.