ベルエポック美容専門学校にて行われた2011S/S JUNYA TASHIROの９回目となるコレクション。
コレクションが終わり、次のコレクションに向けて動き出す際の課題点をまとめた今コレクションにはテーマはなく、「10回目を迎える前に、今までやってきた事を整理した。」と述べるデザイナーの田代氏。
特徴的なのは、サテンとレースを切り替えたドレスやジャケットで、クラシカルでありながらフェミニンな赴き。ドレス以外でもリアルクローズを取り入れる事を意識したというコレクションには、シャツ、スカート、ハーフパンツ、アウター等、アイテム数が豊富。今まで使用した事のない、オレンジとイエローをアクセントカラーとして取り入れた事について、田代氏は「オレンジとイエローは苦手な色なのですが、出来るだけ喰わず嫌いをなくして行こうと思って。」と応えた。
ショーの終盤には星や花がモチーフのヘッドドレスをファクターに加え、透明感と煌めきを併せ持つ、クラシカルなデイリークローズを披露した。