10月20日、六本木ミッドタウンにて@IZREELのショーが開催された。
“聚楽”を題して披露された@IZREEL2011S/Sのコレクションは、安土桃山時代の高価な物に遠慮のない錦衣玉食の背景、それを主張する豊臣秀吉の聚楽第がデザインの発端だ。
注目は素材の光沢感とマテリアル作り。柄の上にボーダ柄に消したようなプリント、インクジェットのプリントとジャガード柄を織り交ぜるなど、こだわりの柄が至るアイテムに施された。ランウェイに引かれた琥珀色のガラスと光の反射で、更に光り輝く光沢のガーメント。
「東京の市場はカジュアルが強いので、意識してスポーティーな格好を取り入れた。」と言う高倉氏。
ポロシャツ、ブルゾン、カーディガン、スニーカー、キャップ等、カジュアルなイメージが強いアイテムも高倉氏のフィルターでドレッシーにまとめられた。
ショーの最後にはTHE SUIT COMPANYと協同したスーツが並び、今回のコラボレーションにあたっては「人と器を持っている方達と自分のソフトをミックスさせる事で、もっと幅広く色んな人に自分の信念を伝えたい。」と言う想いから。
フォルム、装飾、素材まで、美しい事に躊躇しない、華麗壮大で都会的なラグジュアリースタイルを提案した。