2010年10月19日rooms LINKにてASEEDONCLOUDのインスタレーションが行われた。毎回1つの職業を選んで着色していく今シーズンの職業は『街作家』。
一つの村に自身のブランドが描いてきた職業の人と今後産んでいく職業の人が同じ村にいたらという絵本のような世界を創造し街や村を創造する人と、それを支える娘の日常などをキャラクターと設定して、デザインに落し込んだ。
今シーズンの世界観を作り込む上で絵本作家のすぎはらけいたろう氏とのコラボレーションもキーになっている。「彼の絵のタッチとか、コラージュの仕方が3Dになったら面白い」と玉井氏が絵を書いものに、すぎはら氏が書いた絵本をコラージュでベースとし、すぎはら氏の色を使って家柄を作っていった。
ベースとしてあるナチュラルな色味に加えたのは青やライム、オレンジイエロー等の玉井氏自身が「混ぜたい」と思ったという色味。ボーダー柄や民族柄などは家のモチーフや地図のモチーフなど街を連想させるモチーフが隠されている。
お父さんのお下がりの大きめのポロシャツを女性用にワンピースに着れるように工夫したようなアイテムやお父さんっぽい、男くさいストライプのものを、少し大きめなサイズで着るようなシャツなどデザインにおいてもお父さんと娘さんの関係性が表現されている。
また『街作家』が旅をしながら街を想像できるような小物も充実している。積み木で作った杖や旅をしながら気にいった花を入れる一輪挿し用の小物や実際の景色を万華鏡にする小物等、必要はないけど『旅を彩るもの』を提案している。
Photo:Takahito Sasaki
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