2010年10月15日新人デザイナーファッション大賞2010年度の審査会が東京ミッドタウンで行われた。
世界で活躍出来る若手デザイナーの排出を目指して行われる「新人デザイナーファッション大賞」。
前回の応募数、12,300点を上回る11,412点からノミネートされた27点がショー形式で披露され、審査員に迎えられた森英恵氏、岩谷俊和氏、小篠ゆま氏、堀畑裕之氏、関口真希子氏、皆川明氏、小笠原拓郎氏、麥田俊一氏の8名により厳正に審査された。
８名中7名の票を獲得し、大賞に選ばれたのは三浦佑也氏。テーマは「ジョルジュ・ド・ラトゥールのロウソクの光とその時代」。
ロウソクの光によって表れる明暗を、ソフトチュールを重ねる事により表現したという作品は、構築的なフォルムに赤を基調としたグラデーョンが映えるフェミニンな仕上げ。
「これからどんなデザイナーになりたいですか？」という問いに「沢山の人に着てもらえる服をずっと作り続けて行きたいと思います。」と今後の意志を告げた。
大賞者には賞状と賞金100万円が授与され、最終審査会出場者全員に、今度デザイナーとしての自立に向け、育成セミナーやシンポジウム、展示会への出展などの様々な支援がされる。
《最終審査会大賞者、優秀賞者、秀作賞者》
-大賞-
三浦佑也氏／杉野服飾大学
-優秀賞-
（メンズウエア部門）
Lee Han Chul／Samsung Art&Design Institute
（ウィメンズウエア部門）
大西勇也氏＆東郷行洋氏／フリーランス
-秀作賞-
砂川卓也氏／エスモード・ジャポン大阪校