10月19日、国立代々木競技場rooms LINK内でGUT’S DYNAMITE CABARETSの2011春夏のコレクションが発表された。テーマは「BUNNY ROCK」。来年2011年の干支が兎年という事がきっかけだ。
今まで黒や原色を用いたアイテムが多かったが、今回はウサギから連想する優しいイメージを出す為に、水色、ネイビー、ベージュの淡いカラーが加わった。ウィメンズでは得意なロックテイストにチェック柄や花柄、水玉模様のアイテム、そして手元にはウサギのぬいぐるみで甘さをプラス。サテンを使用したドレスやフリルのシフォンミニスカートも印象的。
アイドルシンガーであるうさぎのなみ平氏も来場しており、今コレクションではコラボレーションTシャツが登場している。メンズではパンツのパターン、デザイン展開が特徴的で、膝から足首を絞った変形カーゴパンツや、光沢のある細身のパンツ、ハトメをあしらったデニム、ハーフパンツなど多彩。
ショー中にはサプライズモデルとして演歌歌手の小林幸子氏が登場。フィナーレでは幼い頃に読んだ「夏の空に雪が降る、そんなことでも起きない限り、願いは叶わないのではないか。」という一文から、小林幸子氏の“雪椿”の曲と共に紙吹雪が舞う演出。今回モデルに小林幸子氏を起用したいきさつを聞くと「僕達の母が凄く好きで。」と述べ、ロックあり、演歌あり、ヒューマンドラマありの心温まるショーとなった。