Fashion Show

AMI

デザイナーALEXANDRE MATTIUSSI によるパリ発のブランドAMI。彼はパリのDUPERRE FASHION DESIGN でメンズウエアデザインを卒業後、DIOR‘ 30 Montaigne’ のメンズラインを経て、GIVENCHYメンズウエア部門にファースト・アシスタントとして参加、5年間メンズ・テーラリングのキャリアを磨いた。その後MARC JACOBS MENにて経験を積んだのち2011年、30歳で自身のブランドAMIをスタートスタートした。
ブランドの名前はデザイナーのイニシャルと最後のアルファベットからつけられ、同時に英語では‘友達’の意味を持つ。AMI はメンズの既製服について、良いデザインで着やすくシック、そしてなによりもクールで完成されたワードローブであるべき、というユニークなコンセプトを持っている。

2013 S/SはAMIにとって4度目のプレゼンテーション。
賑やかでフランクなおなじみのクルーと一緒に、パリ14区にある親友の自宅で、気楽でポージングなんてなし、そんな会場でプレゼンテーションは行われた。
とてもフランス的と言える即興的なピクニックで、紙のランタンの元、ジャズを聞きながらワインとバーベキューを楽しむスタイル。子供達はもう眠りに着き、女性達はサッカーを見守り、男性達は世界中の問題を解
決している。
その姿はいつもリラックスしていて、人生ではより素晴らしい何かを愛する事を楽しみ、夏の間は少し着崩して(それでもなお魅力的)装う男性。彼は物事をどう大切にするべきかをきちんと判断できると、私達には見て
取れる。

「僕は流行の為のもの作りではなく、洋服を作りたい。そしてそれを着たい人がいて、彼らは僕がデザインする時の唯一の拠りどころなんだ。それぞれのアイテムはまさしく僕が知っている誰かを参考にしていて、快適
で着やすい洋服を着ている友人達の中のひとりを思い浮かべている。」

鳥のプリントはAmiのためにエクスクルーシブに作成された。デザイナーの友人が描いたフランスの田園地方の鳥:kingfisher(カワセミ)、robin(ヨーロッパコマドリ)、lapwing(タゲリ)、wagtail(セキレイ)、waxwing(レンジャク)とlark(ヒバリ)。「先シーズンは花のプリントを使ったけど、今回でプリント使いは終わりになると約束するよ。」とデザイナーは嘯く。
ライトピンクのストライプ、とけるようなベイビーブルー。暑い夏のためのリネン。ダブルフェイスの素材使いで遊ぶ。既に着古されたように見える素材には、わざとらしいヴィンテージ感はない。
スエードと粗い麻素材のバックパック。レザーグッズ、完全一体型、タブレット用のケース(Ipadとは言えない)
紙のように薄い建築家のためのデニムジャケット。
カラーパレットは初春の森を想起させる。裏庭では花が咲き始め、でもまだ春はやって来ない。苔のグリーンと白樺のベージュ。かぎ針編みのニット。
完璧なカットのジーンズ。
スエードと布帛のオクスフォード・シューズとレースアップ・ブーツ。(気分で変えられるカラーレース)。スエードのスニーカー、ブラッド・レッド、キャメル、ブリック、もしくはミッドナイト・ブルー。男性のためのパーカー。


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