Fashion Show

Mareunrol’s

2009年に行われた第24回イエールモードフェスティバルにて史上初となるグランプリと123 awardをダブル受賞し一躍脚光を浴びたMAREUNROL’S。

MAREUNROL’SはMarite MastinaとRolands Peterkopsの2人によってラトビアのリガをベースに2005年に設立されたレーベル。2006年と2007年には2年連続でベストラトビアンファッションデザイナーの賞を受賞しているほか国内外で数々の賞を受賞している。

今シーズンMAREUNROL’Sがインスピレーションを得たのは彼らの母国である1980年代後半のラトビア。この期間、ラトビアはソ連の支配下にあり多くのクリエイティブな人々がそれらを純粋に表現することが出来なかった。そういった状況の中、詩、文学、音楽、芸術など直接的ではない方法で社会へのメッセージを探した。もしこれがソ連に見つかってしまったら彼らは反逆者としてみなされてしまう。
そういった背景を踏まえ着想、再構築され今回のコレクションEPIZODE 2は生まれた。
レザーに施されたエンボス加工のアートワークはこの時期のラトビアの製品に象徴的に用いられている。

EPIZODE 2 はコットン、ウール、シルク、ポリエステル、そしてレザーの素材を用い、2タイプに分類される。風を受けたようなフードは支配に対する抵抗を表現している。一方スプラッシュオブジェクトはラトビアの古くからの新年の慣習から着想を得ている。


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