ロンドンメンズウェア初のファッションウィーク、London Collections: Menの開催を記念して、老舗デパートHarrodsにてThom Browneのライブプレゼンテーションが開催された。

２００１年に５体のスーツから自身のレーベルをスタートして以降、アメトラを再解釈した独自のスーツスタイルで、今や最も注目を浴びるメンズブランドにまで上り詰めたThom Browne。毎回パリではエンタテイメント性溢れるショーで注目を浴びるデザイナーらしく、今回もミュージック、スタイル、ファッションを掛け合わせたプレゼンテーションを開催。

Harrodsの前に設置されたThom Browneバス。間もなくスーツを身に纏った２０人のモデルが登場し、バスに乗車。そしてバスの屋上にUKのオルタナティヴロックバンドWolf Gangが登場し、軽快に演奏をスタート。

モデル達が全く同じストライプのシアサッカースーツを着用することで、よりシンプルに力強くデザイナーの世界観が映し出され、通りがかりの人々を含む多くの観衆が集まる中、アメリカとイギリスの伝統が平和に調和した一時が演出された。

Photo:Haruki Horikawa Text:Yasuyuki Asano