Lui NemethとAndrew Gruneによって立ち上げられた、ロンドンの鉄道の高架下に広がる、ブティック兼ギャラリースペース PRIMITIVE LONDON。
6月22日、ブティック横のキャラリースペースにて、L.A.を拠点に活動するデザイナー/アーティストERIK HARTによるエキシビションが開催された。
ERIK HARTはL.A.を拠点とし、ファッションだけでなく、ヴィジュアルアートやスペースデザイン、さらにサウンドクリエーションなど、マルチに活動する デザイナー/アーティスト。ニューヨークやベルリン、さらに日本での活動経験もあるERIKにとって、今回初のロンドンでのエキシビションだ。
レンガの質感とアーチ状の高い天井、鉄道の高架下に作られたギャラリーに入ると、そこは一面シルバーのビニールの様なものに埋め尽くされ、近未来的な不思議な空間が広がっていた。これは Mylar thermal という素材で作られたブランケット。薄くて軽く熱を通さない為、サバイバル用品や宇宙服などにも使用されているという。来場客は自由にブランケット触れる事が可能、その楽しそうな様子は隣のブティックの壁にプロジェクターで映し出された。
今回はこの空間の中で、ERIKによるレーベル Factory のss13コレクションが披露された。レザーを使用したドレスを始め、フェミニンでミニマルだがエッジの効いスタイルが並ぶ。さらに、Mylar thermalで作られたトップスや、ウエットスーツの素材で作られたドレスなど、実験的なデザインも印象的だった。
ERIK HART
http://factorycollection.com/
PRIMITIVE LONDON
http://www.primitivelondon.co.uk/index.html
Photo & Text:Yukari Inatomi