昨年ロンドンカレッジオブファッションのBA卒業ショーで披露されたファーストコレクションでは、スケーターウェアにテーラードアイテムをレイヤードし、昆虫モチーフのパッチで装飾したアドレセンス感溢れるストリートウェアが印象的であったSean McGirr。
今回のAW12コレクションには、2000年に深作欣二監督により映画化され話題となった「バトル・ロワイヤル」をメインインスピレーションに、「Stand and Deliver (金を出せ、金か命かなどを意味する強盗や追いはぎの決まり文句)」というユニークなタイトルが冠された。
白シャツやカーディガン、手に巻かれたネクタイなどスクールユニフォームから引用されたアイテムのルーズなレイヤードが今回もアドレセンスなムードを強く表現しながらも、クラシカルなダブルブレストジャケットなどのテーラードアイテム、そして機能的なディティールを施したポリエステルジャケットなどもフィーチャーされ前回よりもよりスマートに洗練された印象。
クリーンなルックのアクセントには、ブルーのファーや教科書をモチーフにしたフラップがついたキャップ、HENTAIグラフィックが施されたTシャツなどが存在感を見せた。