GFW(Graduate fashion week)期間中、会場内の特設ランウェイにて披露されたNottingham Trent Universityによる卒業コレクション。過去にポール・スミスに代表されるような実力派デザイナーを輩出しているだけあり、バイヤーやプレスを始め、ファッション関係者の中でも注目度の高いショーとなった。
オリジナリティ溢れるグラフィックプリントやカラー使いが目を惹く中、Florence Bridgeは軽やかなロングドレスにプリントをのせ、リゾート感溢れるルックを披露した。
中でも大きな注目を得ていたのが、どこか毒のあるプリント使いが特徴のDae Byn Leeのよるコレクション。強い存在感を放つブラックに、ヴィヴィットなピンクやイエロー・オレンジなどを加えたカラーパレットを使用し、まるで絵の具で描かれた絵のような独特なプリントを表現、さらに複雑な構造で生み出されるシルエットを組み合わせ、統一感のあるスタイルを見せた。
さらに、レディース・メンズともにニットコレクションが数多く発表された事にも注目したい。
テクスチャーに独特なウェーブ感を持たせたHolly Marke、パターンとシルエットがクラシックな印象のOrla Emerson – Creak、シンプルなシルエットにマルチカラーで表現されたボーダーが面白いTamsin Lakhaniらに見られるような、ウエアブルなニットコレクションが多彩なバリエーションをもって発表された。リラックスしたシルエットとシルバーに蛍光イエローのカラーリングが映えるEmma Walsh、メンズウエアのLucy McLoughlinとStacey Bevanは、スポーティーテイストをミックスしたコレクションを発表した。
Text:Yukari Inamtomi