若手デザイナー支援のNPOであるFashion Eastから、2009年に立ち上げられたFashion East Menswear Installation。業界のスペシャリストにより選ばれた才能あふれる若手メンズウェアデザイナー達が合同で作品を披露し、毎回注目を浴びている。

今回選ばれたのは、以下のデザイナー達。

Agi & Sam (MAN), Astrid Andersen (MAN), Craig Green, Duffy, Kit Neale, Lee Roach, Maarten van der Horst, Meadham Kirchhoff, Shaun Samson (MAN), t.lipop, William Richard Green, Yunus & Eliza – TEED

特に注目したいのが、２月に行われたセントマーチンズMA卒業ショーでロレアルクリエイティブアワードを受賞し、一気に注目を浴びることとなったCraig Green。クラフトと共に展示されたピースは、ホワイトとクリームのカラーバランスとチェックのブロッキングが特徴。

また今回で２回目の選出となったKit Nealeは、プリントが全盛のロンドンで注目のニューカマー。彼の故郷であるPeckhamをはじめイーストロンドンやシーサイドをインスピレーションに、ロブスターや飛行機、アフリカントライバルなどマルチカルチュラルで強烈なプリントが勢揃い。

そしてFashion Eastでウィメンズウェアのショーを行っているMaarten van der Horstは、今回初のユニセックス・ディフュージョンラインを発表。MetallicaやIron Maidenをはじめ、メタルバンドをフィーチャーしたグラフィックロゴが全面にプリントされたTシャツやスウェットなどを展開した。

Photo:Hiroyuki Ishimizu Text:Yasuyuki Asano