ロンドンのHAYNES PRのAW12コレクションのプレスデイ。12ブランドほど扱う中から、今回はELLIOT ATKINSONの他、Nathan Smith、Manuel Marteの3ブランドにフォーカスした展示を行った。
初めにプレゼンテーションを受けたのは過去にFashion FringeとFashion East(共に若手デザイナーの支援スキーム)に選出され、ロンドンファッションウィークでショーも行っているELLIOT ATKINSON。レディなシルエットのドレスとメンズライクなアウターを得意とし、それらを組み合わせて着る事によりタフでフェミニン、ロマンティックでいて現実主義など現代女性が実際に持つ2面性を表現している。ジャケットのダブルレイヤードも定番で、そのままの状態でのデザインを楽しむ事も、2つの異なるアイテムとして使用することも出来る。今回は中世のロンドンからインスピレーションを得てデザインを展開したといい、素材にはシルクサテン、カーフスキン、ゴートファー、スエードやレザーを多く使用。イタリアンレザーの他は全て英国内で生産されている。キーアイテムはスコットランドのシェトランドウールを使用したハンドメイドのニット、レザー、コート、デイウェアなど。抽象的にさりげなくスカルモチーフの型抜きが施されたシルクのフェミニンなワンピースも印象的だった。
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