インターネットで身近になった「衛生写真」、上空からマクロな視点で地表を見ると地球は様々な表情を見せてくれます。
海抜0m地帯の谷底からキリマンジャロ、モンブランや富士山、高くそびえ立つ山脈、大気の成層圏、オゾン層・・・。私たちの暮らす地球は様々な「層=LAYER」で出来ている。
今季の MARITHE+FRANCOIS GIRBAUDは様々なレイヤーで作られた自然のモチーフを、地球が何かを伝えるためにデザインした「サイン」と捉えたコレクション。
ラバーコーティングされたパンツは、レザーブーツと組み合わせることでパンツとブーツの境目をなくすようにデザインされている。また今季は足元のデザインを重視したものが多く、多くのアイテムはパンツとの組み合わせが考えられている。パンツは他にも異素材の組み合せや関節部にテクニカルなカッティングが施されているものなどを発表。
アウターは軽さを重視したドルマンスリーブのコートや様々なカッティングを施したアイテム。アウターの下に着るダウンベストやラインがしっかりラインが出る高機能、伸縮性のインナーを同時に発表した。
メンズは、自転車に乗る人に向けてナイロン素材でできたアウターは、フロント部分に切れ目が入っていたり、襟と他の部分が別素材でできているなどレイヤーを意識したデザインになったアイテム。 MARITHE+FRANCOIS GIRBAUDの特徴である立体裁断でのジーンズは今季も展開されている。
Photo & Text:Yoshiaki Miyahara