林飛鳥氏によるブランドNEON SIGNの2012S/Sコレクションのテーマは「オペレーション」。
“Dr.”のロゴが入ったTシャツをはじめ、膝部に切り傷の様なステッチを施したデニムパンツ、オリジナルのブレイン模様の生地を随所に取り入れたJKやブルゾン、パッチワークの切り替え部分に傷の縫合の様に刺繍を刺したシャツやデニムジャケット等、服を手術している様なイメージでデザイン。
紐やステッチ糸、切り替え生地等の細部には血管色の赤と青のカラーを。
又、40年代の模様やディテールもデザインに取り入られ、後付けパーカー、医療；衣料道具入れに見立てたワークバッグ、パラトルーパーが物資不足の際、洋服のクラッシュ部に異なる生地をはぎ合わせた背景をアイデアにわざと異素材の生地を組み立てたアイテム等も。
デザイナーでありパターンナーでもある林飛鳥氏の拘りとユニークな発想源が見えるコレクションが展開されている。

Text:Kumiko Kobayashi