スイス発、世界最古のラグジュリーブランドともいわれるBallyは、150年以上にもなるブランドの歴史を感じさせるプレゼンテーションで最新コレクションを発表した。
今回のコレクションのインスピレーションにもなった過去のBallyのポスターを再現したインスタレーションと、アーカイヴシューズがメインディッシュになったディナーテーブルから展示はスタート。
まず登場した最高級ライン「スクリーブ」のシューズやバッグ、コートは、クロコダイルに代表される贅沢な素材を使用し、名高いクラフツマンシップとグッドイヤー製法に裏付けされた品質を誇る。
次の部屋では現代での生活に合わせてより機能的にされたビジネスラインが並び、更に奥へ進むとカーリングや登山をフィーチャーしたスポーティなラインが展示。カーリングブーツの特徴的なラバーが施されたスニーカーやバッグ、また厳しいアルプスの冒険にも耐えうるダウンジャケットやタフなマウンテンブーツも登場した。
最後のコミュニケーションルームでは、タッチパネル式のディスプレイで現代のテクノロジーを駆使した情報提供を行うと同時に、レザーや靴の製作過程を展示することでクラフツマンシップヘの敬意も表された。
廊下に並んだモデル達が着用したプレタポルテでは、ウォータープルーフ加工のカーフレザーやキルティングのディティール、機能性を高めるジップなどが使われたアウトドアを楽しむコート類が充実。また雪が降り積もったかのようなゴールドとシルバーのプリントも多くのアウターで取り入れられた。