青く澄み渡る空、涼しげな渓流、そして瑞々しい野原。アナログとデジタルを組み合わせて創造された絵画的な空間で行われたバリーのメンズプレゼンテーションのテーマは、世代を超えたアウトドア・アドベンチャー。モデル達は本やレコードプレーヤー、スイス製の自転車などに囲まれ、よりスポーティになったニューコレクションを着用し、ピクニックでピースフルな一時を過ごす。
今回のプレゼンテーションではシューズを中心に、バッグなどのアクセサリー、レディトゥウェア、そしてコンテンポラリーレザーコレクションを展示。
シューズでまず注目したいのが、新たに加わった都会派の登山ブーツ「フォレスター」。滑り止め効果のあるラグソールや取り外しができ通気性の良いインソールなど、機能性に対する配慮はもちろんのこと、アーカイブにインスパイアされたクロスストラップのデザインも印象的な仕上がりになっている。
他にもスエードのチャッカブーツ、パンチングレザーのダービーシューズ、モカシンといったクラシカルなシューズが、ベージュ、サファリなどのアースカラーに青空のブルーが差し込まれたパレットで揃う。
バッグでは新たに誕生した「ヴェルビエ」のアクセサリーラインの旅行鞄をはじめ、柔らかなスエードやキャンパス地でバックパックやトートバッグなどを展開。幾つかの商品にはバリーのシグネチャーであるトレインスポッティング・ストライプも施されている。
レディトゥウェアやレザーのコレクションは、カシミアやコットンリネンを組み合わせることで、レザーやスエードを多く使いながらもスポーティで軽やかな仕上がりを見せ、ラグジュリーブランドらしいエレガンスを備えつつもアクティブなスタイルが提案された。
Text:Yasuyuki Asano