2011年のロンドン・ファッション・ウィーク,バリーはセントラル・セント・マーチンズ(CSM)のファッション修士課程(MA)とのデザインコラボレーションによるメンズコレクションを発表した。
今コレクションは2010年に発表され話題となったウィメンズコレクションに続く第二弾のコラボレーションプロジェクト。バリーのクリエイティブ・ディレクターであるグラエム・フィドラーとミカエル・ヘルツは開始当初からこのプロジェクトに関わり、ロンドン出身のクレイグ・グリーンのデザインを選び、カプセルコレクションを制作した。
ファッションMAコースに在籍するグリーンが、アーバンスタイルのカジュアルウェアを4つデザイン。フェルト、スウェード、キャンバス地や牛革をユニークに組み合わせた素材を使用し、それぞれ2色展開。
バリーのクリエイティブ・ディレクターのグラエム・フィドラーとミカエル・ヘルツは
「CSMのファッションMAコースの学生と仕事をするのは本当に楽しかったし、我々の経験や知識をシェアできるプラットフォームを作れたのも良い経験だ。彼らのような才能溢れる若いデザイナーと接点を持つのはとても刺激的だ。それにこのような、目に見える形でバリーがファッション専攻の学生の成長や学習に実際に関われることを光栄に思う。」
と語っている。
セントラル・セント・マーチンズのMAコースディレクターのルイーズ・ウィルソン教授OBE(大英帝国四等勲士)は
「現在行っているバリーとのコラボレーションとバリーによる若いクリエイターへのサポートのお陰で、プロジェクトに参加している学生はこの業界への理解や知識を深めている。バリーのサポートには本当に感謝している。」
グリーンは自分のしっかりとした美的感覚やスタイルは、自分の家が職人一家であったお陰だと考えている。そして、古代の竹細工の人形のような自然のイメージが彼のデザインや素材選びに影響を与えている。
「ここまで高名で歴史ある企業と一緒に仕事が出来るなんて、滅多にないチャンスで本当に素晴らしいことだ」とグリーンは語っている。