CHEAP MONDAY 2011-12 A/W Collection “The singularity is nere” の展示会が、日本でのプレス、ディストリビューションを担当する k3 showroom で開催された。
2011 S/S より、ジーンズ以外のアイテムのディレクションを、 Ann-Sofie Back が担当している。
“2050年にはオレたちの毛細血管をナノスケールのロボが行き交い、人間は非生物的なモノへと進化しているという。全知全能を持ち得た上いくら食べても体重は増えず、肉体をおおよそどんなカタチにも変形させることが可能で、病気しらずで死にたい時に死ぬことができる。これら全てはカーツウェルが「シンギュラリティー(特異性)」と呼ぶ真の人工知能によって実現され、あらゆる面でマシンが人間を上回るらしい。”
この文章は、このコレクションでインスピレーション源となっているレイ・カーツウェルの言葉 “The singularity is nere” に関して、VICEマガジンより抜粋したもの。レイは、アメリカの有名な未来学者であり、発明家。
近未来の世界を表現したコレクション。光沢のある素材、シースルー素材などケミカルな素材を使用したアイテムが多く並ぶ。どこか退廃的な印象のかすれたグレーカラーも差し込まれており、無機的になっていくことへの危うさも感じる。
定番のジーンズは、スリムシルエットを中心に、加工、染色などでかなりのバリエーションがあった。キッズラインのアイテムは、手頃な価格でブランドの世界観が感じれるものが並ぶ。
Photo:Yukako Tomita Text:Atsushi Fujii
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