Fashion Show

SOMARTA

JFW2日目オープニングを飾ったSOMARTA。フランスの詩人のポールベルレーヌが書いた詩『汽車の窓』からの世界観を服で表現した。スクリーンには汽車の窓から見える風景が映し出され観客は全て単一方向に向き奏でられるピアノに坂本美雨氏が歌詞を載せる。
「SOMARTA=身体性は言わなくても伝わるようになったのでそこの部分は指針におきながらも新しい世界観を作っていきたかった」と今までにはなかった柔らかなSOMARTAの世界観がのぞく。
シルクのチュール、シルクシフォンなど軽い素材や今まであまり使ってこなかった柔らかな素材を使い風景や水の流れ、雲の流れや、風の流れを表現。プリーツのあるものとプリーツのないものが半分半分になっているのは思い出と現実の偶像が歪み「視覚的に現実と空想が入り混じった世界」を表現。出発の時の薄暗い雲と森の感じと最後ベルレーヌが空想で思う夕焼けの空をプリントに落とし込んだ。
ベルレーヌの「心の旅」はディテールで表現。花びらのようにフラップがついていたりとスパンコールで飾られたポケット自身も花弁のように仕上げ「ベルレーヌの思い出と共に小さい花がつぼみからだんだん花開いていって色がだんだんついていく」様子を表現した。
今季よりSOMARTAによるアクセサリープロジェクト『ARMATINE』がローンチされ展示会で披露された。

Photo:Takahito Sasaki Text:Masaki Takida

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