今日、服飾学生さんがボネゲのダーツコートをまねて
課題らしきものを作っているのをたまたま拝見し、
思い立って、ここでダーツコートについて
解説しようと思います。
是非参考にしてみて下さい。
あのダーツコートは、
3DCGのパターンメーキングで出来ています。
つまり平面製図でも、立体でも、
同じ形を作るのは難しいです。
CGならではの無重力空間で、
ドレーピングした奇形な形から、
造形学に法った方法論で、ダーツを切り開いています。
平面製図で、原型から、大きくダーツを切り開き、
ダーツ分を外にして制作する事で、
ニアイコールなものは出来るんですが、
恐らく、かなり平面的なシルエットになってしまうと思います。
絶妙な膨らみ感だったり、
ダーツの形も実は意図的に真っ直ぐではないので、
全体のバランスや、シルエットの出方が、
ちょっと違ってしまうと思います。
それにしても、
ボネゲのダーツコートをまねて、
課題を作ってくれるなんて、
嬉しいです。
私もよく、学生の時に自分の好きなブランドの洋服をまねて作ってみたり、
解体してどうなってるのか見てみたりしてみました。
9月下旬には、全国のお店様でダーツコートが店頭展開すると思います。
是非、店頭でじろじろみて、着てみて下さい、
独特のシルエット感を感じてみて下さい。
Etw.Vonneguet boutiqueでも予約を承ってます。